2014年11月29日土曜日

同人誌の通信販売のお知らせ

このたび、「有限会社 タコシェ」様に同人誌の通信販売の取り扱いをお願いしました。

連絡先は下記のとおりです。

有限会社 タコシェ
〒164-0001 東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F  
 TEL:03-5343-3010 
 FAX:03-5343-4010

同人誌をお求めの場合、店頭で本のタイトルを言っていただくか、通信販売の場合は、上記の連絡先に電話、あるいはサイトの「お問い合わせ[CONTACT]」ボタンからお問い合わせください。

なお、申し訳ございませんが、委託したために価格が高くなったものがあります。また、通信販売の場合は、本の代金に加えて送料や送金の手数料がかかります。ご承知おきください。

現在(11月29日)のところ、以下の同人誌を委託しております。
 ・英国海軍での50年【1800円】
 ・日本帝国海軍 (1), (2), (3), (4) 【各700円】
 ・タイタンの遭難または愚行 【800円】
 ・スペクトルのむこうに 【300円】

よろしくお願い申し上げます。

2014年11月24日月曜日

第十九回文学フリマのお礼

第十九回文学フリマは無事終了しました。

当スペースにご足労くださり、関心をお寄せくださった方々、また、お買い上げくださった方々にお礼を申し上げます。

前回の文学フリマに比べますと、「タイタンの遭難または愚行」と「スペクトルのむこうに」をお買い上げくださった方が増えました。モーガン・ロバートソンに関心を持ってくださる方が増えることは、とても嬉しいです。

今後もモーガン・ロバートソンの作品を翻訳 していきたいと思います。

また、次の「文学フリマ・東京」には第一次大戦に関連した書籍の翻訳を出したいと思っています。
(2015年3月22日追記:すいません。モーガン・ロバートソンの短編小説の翻訳になります)

ありがとうございました。


2014年11月20日木曜日

モーガン・ロバートソンについて(続き)

【死の状況】

Wikipediaの記事 http://en.wikipedia.org/wiki/Morgan_Robertson には、参照のリンクとして、ニューヨーク・タイムズ紙が伝えたロバートソンの死の報道記事が挙げられています。

MORGAN ROBERTSON DIES STANDING UP; Writer of Sea Tales Found Dead in Hotel with Drug Near Head Resting on Bureau.

このリンク先から当時(1915年3月25日)の記事をダウンロード( "download a high-resolution PDF" をクリック)することができます。

その記事によると、1915年3月24日の午後、 ニュージャージー州のアトランティック市のホテルの一室で、ロバートソンが亡くなっているのが発見され、この時、彼は物書き用の机に寄りかかるようにして立ったまま、机の天板の上に頭を乗せており、天板の上には彼が睡眠導入に使っていたパラアルデヒド(睡眠剤に使用される薬品)の瓶があったそうです。

このため、当初はパラアルデヒドの過剰服用が死因と考えられたのですが、医者は心臓病が原因だと言った、と 記事は述べています。


【Futility(1898年版)と The wreck of the Titan(1912年版)の違い】

同じ wikipedeaの記事に参照として挙げられているサイトでは、1898年に出版された「Futility」と、「The wreck of the Titan」(1912年のタイタニック号の現実の事故を受けて「Futility」を一部変更・追加されて再販されたもの)の比較を行っています。

http://www.historyonthenet.com/Titanic/futility.htm

この記事を読む限りでは、小説の中のタイタン号の重さが4万5千トンから7万トンへ、馬力が4万から7万5千へ変更されています。しかし、船の他の要目や、沈没時の状況は変更されていません。

この他に「The wreck of the Titan」では、「Futility」の物語の最後に少しだけ追記がされていますが、小説とタイタニック号の事故に類似点を増やすような内容ではありません。

2014年11月12日水曜日

モーガン・ロバートソンについて(wikipedia記事の翻訳)

 モーガン・ロバートソンについて、英語版ウィキペディアに記事がありましたので、一部を抜粋して翻訳しました。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

モーガン・アンドリュー・ロバートソン(1861年9月30日-1915年3月24日)は、短編小説や小説で有名なアメリカ人作家、また自称「潜望鏡の発明者」であった。

 モーガンは16歳で商船給仕として海に出て、1886年まで海上交易に従事し、一等航海士にまで昇進した。海の生活に飽きるとニューヨーク市のクーパー・ユニオンで宝石製作を勉強し、宝石加工師として10年働いた。この仕事で視力を害したため、海洋小説の執筆に転向し、マクルーアやサタデー・イヴニング・ポストといった人気雑誌に作品が掲載された。ロバートソンは執筆業で大金を稼ぐことがなく、かなりつらい思いをした。それでも1890年代前半から1915年の死まで彼は作家として自立し、ニューヨークの自由奔放な人々の小さな同好の士の集まりで芸術家や作家の仲間に恵まれた。

 彼は短編小説「Futility:愚行」で最も有名で、これが最初に発表されたのは1898年であった。この物語の特色をなすのは「タイタン」と呼ばれる英国の巨大定期客船である。この船は不沈と考えられて、救命ボートの数が不十分であった。「タイタン」は4月に航海中、氷山に衝突して北大西洋に沈み、乗っていたほぼ全員が死亡することになる。現実の「タイタニック」の惨事と類似点がいくつかある。1912年4月15日の夜に「タイタニック」が実際に氷山に衝突して北大西洋の海底に沈む14年前に、この本は出版された。

 1905年には、ロバートソンの著書「Submarine Destroyer」が発売された。その本では、ペリスコープ(潜望鏡)と呼ばれる装置を使った潜水艦が描写された。
 また1914年、ロバートソンは「Futility:愚行」の新版を含む本に「Beyond the Spectrum:スペクトルのむこうに」と呼ばれる短編を含めた。これは当時流行のテーマであった合衆国と日本帝国の間の未来の戦争を描いたものであった。日本は戦争を宣言せず、代りにフィリピンやハワイへ向かう途中の米艦に奇襲攻撃を仕掛ける。サンフランシスコへの奇襲攻撃を企図していた侵攻艦隊は、捕獲された日本艦の兵器を使った英雄によって阻止される。作品の題名が指しているのは、アメリカ軍の乗員を盲目にするために日本軍が使用した(ただしアメリカ人が発明した)紫外線探照灯である。

 ロバートソンは「Primordial / Three Laws and the Golden Rule」の著者であった。これは難破した子供たちが無人島で一緒に成長して恋に落ちる、という短編小説であった。エドガー・ライス・バローズのファンは、ヘンリー・ドヴィア・スタックプールの作品(特に「Blue Lagoon:青い珊瑚礁」)に対するロバートソンの影響を認めている。ロバートソンとスタックプールの著作が、「類人猿ターザン」の創作時にバローズに影響を及ぼしたと、彼らは考えている。

 1915年3月24日、ロバートソンはニュージャージー州アトランティック市のアルマック・ホテルの部屋で亡くなっているのが発見された。53才であった。彼は、パラアルデヒド(睡眠剤に使用される薬品)の過剰服用で亡くなったと考えられている。

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この記事は “ http://en.wikipedia.org/wiki/Morgan_Robertson ”(22 August 2014 at 14:15)の記事から抜粋し翻訳したものです。元記事のうち、誤りと思われる箇所(海上交易に従事した時期)を修正しました(2017/01/18 更に修正(オレンジの部分))。また「citation needed 要出典」のタグが貼られた箇所は翻訳していません。


2014年10月30日木曜日

新刊につきまして(文学フリマ)


タイトルは「Gathering No Moss」(苔をむさず)です。

これは、モーガン・ロバートソンが自身の作家人生について語った短い自叙伝です。

ロバートソンは、現在では、タイタニック号の沈没を予言したかのような短編小説を書いたことで有名ですが、この自叙伝を読むと、それ以外にさまざまな小説を書いていて、当時はタイタニックとは関係なく、そこそこ有名だったようです。

また、経済的な苦境や、それとどう向き合っていったか、発明家としての活動、(少しだけ)心霊的な体験?などが書かれています。

今回の同人誌は(ロバートソン自身に関心をお持ちの方の数を考えて ^_^; )、残念ながらコピー本となりました。
(サイズ:A5、ページ数:本編34ページ)

「Gathering No Moss」が収録されている本「Morgan Robertson The Man」には他にも多くの記事(ロバートソンの知人・友人が彼を回顧・追悼したもの)があります。また、最近では、ロバートソンの多くの作品を収録した電子書籍もありますので、機会があれば、これらの作品も訳出してみたいと思います。

2014年10月31日追記:残念ながら、冬コミは落選しました。

2014年10月24日金曜日

文学フリマの配置が決まりました。

第十九回文学フリマに出店します。

会場:東京流通センター 第二展示会場
 (東京モノレール「流通センター駅」下車 徒歩1分)
開催日時:2014年11月24日(月曜休日)、11時から17時

配置番号は「ア−18」(2階(Fホール)のトイレがある側の壁際)となります。

新刊として、モーガン・ロバートソンの自伝「Gathering No Moss(苔をむさず)」の訳出本を予定しています。

2014年8月15日金曜日

夏コミ(C86)のお礼

本日は暑い中、当スペースにご足労くださり、ありがとうございました。

新刊の「英国海軍での50年」は持ち込み分が完売し、既刊の「日本帝国海軍」も以前の即売会よりも多く売れました。厚く御礼申し上げます。

次回は「第十九回文学フリマ」(2014年11月24日(月祝))に参加する予定です。


2014年6月6日金曜日

夏コミ(C86)当選しました

コミックマーケット(C86)、当選しました。
「Studio120」は、8月15日 金曜日 西地区“く”ブロック-10a に配置されました。

2014年5月6日火曜日

文学フリマのお礼

第十八回文学フリマは無事終了しました。
雨の中、会場においでくださり、本を手に取ってくださった方、お買い上げくださった方々にお礼申し上げます。

新刊の「英国海軍での50年」も持参した数が全て売れました。新刊をこの文学フリマに間に合わせることができて本当に良かったと思いました。

次回は(当選できれば)、夏のコミックマーケットに出る予定です。


2014年5月4日日曜日

新刊できました

新刊の「英国海軍での50年」ができました。
明日(5月5日)の文学フリマで頒布します。
新書判、カバー、しおり付き、432ページ、予価1500円です。
今回、網点印刷のモアレを低減するように印刷会社さんが工夫をしてくださったので、以前頒布した「日本帝国海軍」にくらべるとモアレが目立たなくなっています。ただ、一番下の画像のように、いくらかモアレが発生した図版もあります。




2014年4月26日土曜日

文学フリマ出店情報の補足

第十八回文学フリマの配置番号は「ア—16」になりました。

東京流通センター第2展示場2階「Fホール」の、
トイレがある側の壁際の列になります。


2014年2月19日水曜日

文学フリマに出店します。

「第十八回文学フリマ」に出店が決まりました。
予定は以下の通りです。


 開催日  2014年5月5日(月祝)
 開催時間 11:00~17:00
 会場    東京流通センター 第二展示場

新刊として、
「FIFTY YEARS IN THE ROYAL NAVY」
 イギリス海軍大将サー・パーシー・スコット著
の訳出本を出す予定です。